【7年連続ビブグルマン選出】神楽坂「ESTACIÓN(エスタシオン)野堀貴則シェフに学ぶ
シェフが冬で一番好きなスペイン料理「冬のガリシアの郷土料理3品」
神楽坂の裏路地の石畳を登ったところにある予約が絶えないスペイン料理店「ESTACIÓN(エスタシオン)野堀貴則シェフ。スペインバルブームを引っ張ってきた名店のシェフを歴任し、満を持して独立した「エスタシオン」では、スペインの郷土料理とロゼワインの美味しいお店として、7年連続ミシュラン・ビブグルマンに選出されていらっしゃいます。
第2回は野堀シェフが冬のスペイン料理で一番好きな
「冬のガリシアの郷土料理」をテーマに3品教えていただきます。
◯Caldo Gallego/カルドガジェゴ
ガルド=スープ、ガジェゴ=ガリシア直訳するとガリシアのスープになります。
グロレスというガリシア地方特産のかぶに似た茎や塩漬けした豚背脂肉、生ハムの骨などを使います。豚のスープの旨味がカブやジャガ芋に染み込んだ優しいスープに現地を旅している時も疲れた胃を癒してくれます。
◯野菜とツナのエンパナーダ
ガリシア地方の郷土料理で、子供からお年寄りまで広く愛されている「エンパナーダ」。野堀シェフもスペインで一番好きな料理に挙げるほど思い入れがあり、お店でもコースの最初に必ずお出しするスペシャリテです。
パイに似たパン生地に具を挟んで焼き上げる料理で、野菜とツナは現地でも人気の組み合わせ。たっぷり入ったレーズンがアクセントになって、ワインが進む一品に。
◯タコのガルシア風
ガリシアの名物料理で、スペインバルで出されるタパスの定番メニュー。
タコを柔らかく仕上げるのが肝。茹でじゃがいも、パプリカパウダー、オリーブオイルで食べる手が止まらない一品。
今回もお店からシェフ厳選のワインをお持ちいただけますので、ワインと絶品のスペイン料理を楽しみましょう!
講 師
ESTACIÓN オーナーシェフ
野堀 貴則
三重県出身。銀座の「エル・セルド」(現在閉店)の立ち上げメンバーになったことをきっかけに、スペイン料理の道を歩み始める。神楽坂の人気スペイン料理店「エル・プルポ」や「エル・ブエイ」の立ち上げに関わり、コンセプトの考案にも携わる。2015年にスペインの郷土料理とロゼワインを楽しめる「Estación(エスタシオン)」をオープン。2006年から年に1度スペインの各地方を訪れ、郷土料理を学ぶ旅を続けている。特に好きなのは、ガリシア州。7年連続ミシュラン・ビブグルマン選出。
レッスン当日の情報
持ち物
あり
エプロン、筆記用具、ハンドタオル、生地用持ち帰り容器、保冷剤、持ち帰り用手提げ袋